生きるためのセミリタイア

当たり前を疑い、40代セミリタイアを目指す

大江英樹「その損の9割は避けられる 後悔しない選択ができる行動経済学」

 

 

レジ横のガムをカゴに入れてしまう、
車を買う時に高価なオプションを付けてしまう、
こういうのは「参照点からの変化」という心理状態だという。

0円→100円の変化は大きく感じますが、3000円→3100円はあまり大きく感じないということなのです。
これが「参照点からの変化」です。


レジに並んでいるとき、既にかごの中には2000円や3000円分の商品が入っていることが多い。
そこに100円分増えても、大して変わらない感じがするということだ。

個人的にはレジ横のガムとかは買わないし、車を買う気すらないが、
通販のあといくらで送料無料、という場面では、買う物を探してしまうこともある。

 

こうしたことを防ぐためには、どうすればいいのでしょうか?
原理原則は、「ゼロクリア」で考えることです。
“ついでに買う”のではなく、“それだけを新たに買う”としたらどうだろうか?ということに立ち返って考えるべきです。

送料無料のためにカートに入れようとしたその1000円の雑貨、それだけでも買うだろうか?
という感じか。

スーパーの陳列の配置から、ネットショップのタイムセール(秒単位でカウントダウンしてくるやつが最近多い!)とか、
売る側はいろんな心理を熟知してそこを突いてくるんだから、消費者としても知識をつけて対抗していかないと、得してるつもりで損してることになりがちである。