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【その1・衝動買いを減らす】いちのせかつみ「書かずに貯まる!クリアファイル家計簿」感想

 

書かずに貯まる! クリアファイル家計簿

書かずに貯まる! クリアファイル家計簿

 

 

 

○クリアファイル家計簿とは?

本書で提唱されているクリアファイル家計簿とは、
毎日、2000円をクリアファイル(クリアポケットが本みたいになっているもの)から財布に移し、
食費・日用品費はクリアファイルに分けた1日2000円でやりくりする。
1日過ごして余ったお金とレシートはクリアファイルに戻す。
家計簿を付けなくてもやりくりの感覚が身に付き、無駄遣いが減る…という方法。

家族でも単身でも同じ2000円。
ただ、お米や交際費、服代などは別枠で、その分の現金は別にファイリングしておいて、使う日に財布に入れる。

・自分が実践するとしたら…

食費・日用品費合わせて月10万円ほど使っていた人が、6万円まで減らせる、というのを想定しているそうだ。
あえて家族の人数を考慮していない数字なので、単身世帯だとこれは結構多いと思う。
私の場合は、家計簿によればもともと食費・日用品費が合わせてだいたい月4万円~4.5万円なので、1日当たり1333円~1500円となり、2000円だとかなり余る。
やってみるとしたら、1日1500円にするか。

 


○衝動買いを減らす方法

本書では、クリアファイルを使った方法そのものだけでなく、無駄遣いを減らす方法も詳しく書かれていた。特に、衝動買いを減らす方法に焦点が当てられていたので、まとめて紹介したい。

・漫然とした支出

ドラッグストアで見つけた、かわいらしいデザインの芳香剤。スーパーで特売になっていたお徳用のチョコレート詰め合わせ、大袋のスナック菓子。そして、レジ近くで売っていた三色団子。
ちょっといいなと思ってレジかごに入れたけれど、よくよく考えてみると、どうしても欲しいものというわけではない。こうしたこまごまとしたものを買った結果、財布からお金が消え、通帳の数字は一向に増えないのです。

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こんな買い方をしていたら、お金もそうだけど、健康に悪いし太りそう。めちゃくちゃ運動する人なら別だが、お金が貯まらず脂肪が溜まっていってしまう。
どうせ太るなら、もっといいものを食べて太りたい。。


・考える時間を設ける

3000円のものを買うなら3日、3万円なら3週間、30万円なら3か月考える。
(略)その瞬間、欲しかっただけのものであれば、3日も経てばたいていどうでもよくなります。

これ、特に危険なのはネットショッピングだ。特に、深夜にスマホで…というのが、高額な物でもいつでも簡単に買えてしまい、衝動買いにつながりやすい。
コロナ禍だしネットショッピングを利用するのはいいが、カートに入れて1週間は放置するとか、購入はパソコンからにするとか、制限を設けるのがよい。


・買う理屈なんて、いくらでもつけられてしまうもの

人は衝動買いを正当化する

衝動買いの場合、何かしら理屈をつけて買うものです。やっていることは明らかに衝動買いでも、その瞬間、本人にとっては衝動買いではありません。
例えば、目の前にかわいらしい指輪があったとします。すると、
「もうすぐ、いとこのAちゃんの結婚式があるしな」
「そこそこの年齢になってきたら、最低限、こういうもの持っておかないとあかんし」
と、頭の中で“計画”をでっち上げてしまう。あたかも、「最初から買うつもりだった」かのように、自分をだましてしまうのです。
(略)
考えて買ったものならいいけれど、考えずにお金を使うのはもったいない。例えば、めったに使わない3万円の指輪を衝動買いしたばかりに、毎日のように履く靴が買えなくなる、といったことが、そこかしこで起きているんです。

 

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目の前にあるものが「欲しい」だけなのに、「今度の○○に着て行く服が必要だし」とか「先月は節約頑張って服を1枚も買わなかったし」とか、なんやかんや理屈をつけて「必要」という方向に持っていってしまうのだ。

正直、理屈なんて何にでも、いくらでも、後からでもつけられる。どうせそんなに色々考えるなら、買わない理由を考える方に頭を使ってみるのも一つだと思う。
「似たようなもの持ってるし」「外出の機会が少ないから、ほとんど着ないうちにシーズンが終わる」とか。

 

 

 ・“節約しよう”として“安いから”買ってしまう

例えば、洋服を買いに行ったとき、定価3万円のワンピースが1万円になっていたら、手に取りたくなりませんか。もっと身近なところだと、スーパーの惣菜コーナーでひとつ400円のものが、2つで600円になっていたとしたら……?
みなさん、すでにお察しのように、これらが本当に必要なものであれば「賢い買い物」です。しかし、「安さ」に惹かれただけであれば、「買わなくてもよかったもの」の可能性が高いのです。

 

買わなきゃ100%オフ!もともと必要なものならいいが、安いからといって予定にないものをかったり、使い切れないとかだとかえって無駄。必要なものを必要な時に、必要なだけ買う方が結局は節約になる。

 

・本当に必要かどうか

本当に必要?チェックリスト

□本当に必要ですか?
□同じようなものを持っていませんか?
□予算を超過していませんか?
□自分で手入れできますか?
□長期にわたって使えそうですか?
□収納スペースはありますか?
□(セール品の場合)定価でも買いますか?

 「手入れ」は地味に重要で、例えばドライクリーニング代とか馬鹿にならない。あと収納スペースも、考えて買わないと今度は整理収納に凝ったりして手間暇がかかってしまう。

 

○まとめ

冷静に、よく考える時間をとってから、本当に必要なものだけを買う。基本なのだが、何度でも思い出すのがいいと思う。