生きるためのセミリタイア

当たり前を疑い、40代セミリタイアを目指す

肉体という牢獄

・人生100年時代と言われても

人生100年時代、ライフシフトだとか言われても、別の肉体に取り換えることはできない。
知能も、気質も大して変えられない。

自分以外の人になることはできない。

持病とか骨格とか、変えられない要素がたくさんあって、
たった一つの肉体に閉じ込められたまま80年とか100年とか生きるなんて、気が遠くなる。

肉体という牢獄。

懲役100年時代じゃないか。

たまたま恵まれた環境に生まれ、健康な肉体を持って生まれた人は、ライフシフト、マルチステージとかいって色々チャレンジすることにエネルギーを注げるかもしれない。
でも、例えば歯がボロボロとか、アレルギーとか、辛い記憶とか、対人関係が苦手とか、そういう諸々も抱えたままで生きていかざるを得ない。
長生きするうちに時間や科学技術が解決してくれる?全部がそうではないだろう。

・別の人生を生きる?

すべてを捨てて失踪し、別の土地で第二の人生を始めたとしても、肉体は取り換えられない。
どこまでもついてくる。閉じ込められている。
別の人生を生きることができないからこそ、そこから逃れたくて本を読むのだと思う。