・興味が持てない理由
本を読むのは好きだが、全然手を付けていないジャンルがある。時代小説だ。
時代小説って狭めの本屋でもしっかり棚があったり、かなりのスペースを占めているので、一定以上の人気があるのだろう。長く続いているシリーズも多い。
時代ものというと主に江戸時代だと思うが、昔の話だからしかたないけどまず男性中心だし、どうしても女性の生き方に幅がなくて、誰々の娘、おかみさん、あとは遊女とか。
なんか運が100%みたいな感じで、だいたい耐えるしか選択肢がないから、息苦しくて興味が持てないのかもしれない。
歴史でも、戦国時代とか根強い人気があって、好きな人には悪いけど私は正直どうでもいいと思ってしまう。
教養がないと言われてもしかたないのだが、信長・秀吉・家康以外の人物や○○の戦いやらを、たとえに使われてもよく分からなくて困ってしまう。野球のたとえより困るかもしれない。
権力争いとかに興味がなさすぎて、全然覚えられないのだ。
・昔の人の暮らし
しかし、昔の人が何を食べてどんな暮らしをしていたかといった内容には興味がある。
杉浦日向子「一日江戸人」など、面白いので何度も読み返している。
庶民が楽しくテキトーに暮らしているところがよい。
もっとさかのぼって、どんぐりを食べられるようにする工程とか、貝塚からこんなものが出てきたとかも結構楽しい。
興味の対象が正史か稗史か、という違いなのかもしれない。