金子由紀子『暮らしと心の「すっきり」が続く ためない習慣』(青春文庫・2021年)
家事や暮らし方全般に関する本であり、お金に特化しているわけではないが、節約に役立ちそうな考え方が書かれていたので紹介したい。
ムダづかいをやめたい
普段しっかり節約に努めているほど、たまに出かけたときには、
「このくらい、いいか…!」
と、後から考えたらもったいないお金の使い方をしてしまうもの。
(略)
こういうムダづかいの習慣をなくすための「おまじないの言葉」があるのです。それは、「キャリーオーバー」。
(略)
「ちょっと待って。この値段は○○○円。今、これをガマンすれば、キャリーオーバー。本当に欲しいあの商品を買うときに、○○○円引きになるよ?」
ロト6みたいに、お金を次回の買い物に繰り越すということだ。
このとき大事なのは、ガマンするそのことではなくて、
「本当に欲しいもの」
がはっきりしていることです。本当に欲しいもののためには、つまらない買い物をやめるのは案外たやすいものなのです。
お金関係の本をよく読んでいるため、たいていの節約術は見覚えがあるが、
「キャリーオーバー」の考え方は目新しかった。
「本当に欲しいもの」も特に思いつかないけど、パソコンとか必要なものを買い替えるときに安くなる、というのでもいいと思う。
私が本当に一番欲しいのは「FIRE」だ。
であれば、「欲しい投資信託やETFが○○円引きだ!」と考えるのもアリだし、
○日分セミリタイアが早まる、と考えることもできる。
物欲も最近あまりなくなってきたが、ちょっと贅沢な食品がおいしそうで買いたくなったときなどに実践してみたい。