以前、うつ状態と診断され、3か月間休職していたことがある。
その間の過ごし方を振り返ってみる。
この記事では、休職までの流れをまとめてみたい。
長時間労働と体調不良
連日深夜まで残業し、さらに朝も早く出勤したり、休日も対応が必要だったり、とにかく長時間労働だった。
なかなかまともな食事が取れず、ビル内のコンビニに買いに行くのすら贅沢というレベルで、どんどん食欲もなくなっていった。
食べても消化不良で胃もたれ、気分が悪くなる。
気付けば体重が3キロ程度減っていた。
ある朝。
限界を迎え、身支度してあとは靴を履くだけという段階で吐き気がひどく、トイレに駆け込むが空気と唾液しか出ない。
のどが狭く、詰まったような感覚。
とても電車に乗れる状態ではないので、職場に電話し、とりあえず午前中休むことにした。
タガがはずれたように、布団の中で大声で泣きまくる。
マンガみたいに「ウワー」って泣き叫んでいた。近所の人にも聞こえていたかもしれない。
大声を出したら少し落ち着いたのと、休んだらもっと自分の首が締まると思い、遅れて出勤した(今思うと無理しすぎ)。
この時、もう限界だと思い、布団の中で心療内科の予約を取ることにした(今思えばこれがすごく良い判断だった)。
なかなか予約が取れないと聞いていたが、運よく、その週に空きのあったクリニックを予約できた。
受診と有休
初めての受診時、うつ状態で業務軽減が必要という診断書を発行してもらうことができた。
これを職場に提出して、1週間ほど有休をとった。
休むとだいぶリフレッシュできた。
仕事に戻ってからは残業をしないで済み、体調もよく、2度目の診断では改善傾向だった。
長時間労働ふたたび
しかし、それもわずか1週間程度しか続かなかった。
結局、日に日に忙しくなり、なし崩し的に再び深夜まで残業することになってしまった。帰宅時間がどんどん遅くなっていった。
1~2週間で、また心身の調子が悪くなってきた。
・電車や職場など人前でも涙が出てくる
・人が言っていることの意味が(聞こえてはいるけど)分からない
など前より悪化していた。
胃腸の調子も悪く、すぐお腹を壊してトイレに行っていた。
この時点で、異変に気付いて声をかけてくれる人もいたのだが、既に限界だった。
少しいたわるような言葉をかけられるだけでも、涙が出てくる状態だった。
そんな
時、人事担当者との面談が入った(たまたま、年間スケジュールとしてそういう時期だったようだ)。
もう限界だったのでここで状況を打ち明け、休むことにした。
休職へ
受診したら、初診時よりも悪化していたので、本格的な休職に向けた診断書を発行してもらう。
この結果を人事に連絡し、手続き面を確認。郵送したかったが、診断書を持って出勤し、上司に渡して休む旨を伝えてから帰宅した。
その後、手続き面のやり取りと、人事担当者との連絡以外の接点はなく、仕事と関わらなくて済む環境が整った。
ひとまず安心を得ることができた。