生きるためのセミリタイア

当たり前を疑い、40代セミリタイアを目指す

セミリタイアしたい理由

30代に入って、アーリーリタイア、セミリタイアという選択肢を意識するようになった。
実現可能性の観点からセミリタイアを目指しているが、
そもそもリタイアしたい理由はだいたい以下の3点にまとめられる。

1.今の仕事内容や働き方を続けたくないから

今の職場あるいは転職したとしても、仮に運よく順調に出世できたとしても、
週5フルタイム+残業という働き方が変わることはなさそうだ。

昇進するにつれてマネジメントも求められるようになる。
明らかに向いていない。
部下の指導なんて勘弁してほしいし、チームや課全体に目配りなんてできない。

明らかに向いていないのに、できて当たり前みたいな世界にいるのがしんどくなってしまった。
これを60歳や65歳まで続けるのは気が遠くなるし、
できるようになるためもがくにせよ、諦めてお荷物になるにせよ、途中で心身を壊してしまいそうだ。

住む場所だって通勤圏内に限定される。
完全在宅勤務が叶うようなスキルは残念ながら持っていない。

2.そもそも仕事が好きではなく体力も足りないから

仕事で自己実現をしようという意欲があまりない。あくまでも、生きていくために仕事をしていると思っている。

体力面でいうと、週5勤務は私にとって多すぎる。
集中力を保って健康に働くなら、5~6時間×週3くらいにしておきたい。

定時で帰れた日でも、帰り道に寄ったスーパーで小銭を出し間違えたり、
小銭を出す気力がなくて千円札で済ませたりするくらい疲れ果てている。
仕事の後飲みに行く人は、なぜそんなに体力が残っているのか?サボっていたのではと疑ってしまうくらいだ。
体力というのはかなり個人差が大きく、「ふつう」なんて人の数だけある。
怠けているなどと思われてなかなか理解してもらえない部分だと思う。

3.一人でいるのが好きだから

2020年の自粛生活では、寂しい・人と会って話したいという声が多かった。
他方で、飲み会などがなくなって快適という声も聞かれた。
私は完全に後者のタイプで、一人で家にこもっていても寂しいどころか楽しかった。
出勤すると周囲に人が多すぎて疲れてしまう。
そんなに話すわけではなくても無意識に緊張しているようで、始業から30分もしないうちに肩こりが出てくる。
在宅勤務の日や、近くに出勤者がいない日には根を詰めて仕事をしても肩がこらなかったことから、
他人がいること自体がストレスなのだと分かった。

「あまり長い連休があってもやることがない」「仕事したくなってくる」という人がいるが信じられない。
何もやることがなくても家でぼーっとしていてもいいし、今は無料・安価な娯楽がたくさんある。
私には引きこもりの才能があるのかもしれない。

また、家の中についても、誰かと同居するのは早々に限界がきて破綻しそうだ。
家庭を持ちたいとも思わない。
多数派の生き方(今は少数派になりつつあるかもしれないが、実現はしなくとも理想とされているという点でまだ多数派)
からは外れた人生を送ることになりそうだ。

まとめ

仕事が向いていないから降りたい、できるだけ働かず一人で家にいたい。
人に話すのは憚られる本音だが、このような自分の本音にもっと早く、できれば学生時代に気づいていればもう少し違う選択もあったかもしれない。
悔やんでも仕方ないので、せめて蓄財に励み、脱出に向けて進んでいきたいと考えている。