生きるためのセミリタイア

当たり前を疑い、40代セミリタイアを目指す

同じような人がいっぱい集まっているのが苦手

4月の貸会議室

数年前、4月の夕方に貸会議室の入ったビルの前を通りがかったら、
同じような黒スーツを着た新入社員の集団、20人くらいがいた。
まさにその日の研修が終わったところの新入社員が、
高揚した様子で同期とワイワイガヤガヤしているというのが一目で分かると同時に、
私はすごく動揺して何かの発作を起こしそうになり、
慌てて目を背けてその場から離れた。

同じ年代の似たような若者が集められている状況が苦手

大学の新入生ガイダンスとか、企業の新人研修とか、
同じ年代で似たような人たちが大勢集まっているのが苦手だ。

自分がその中の一員だった時も居心地が悪かったし、
外出先で遭遇した場合も逃げたくなる。

同じような集団でも、小学生とか中高年なら気にならない。
18~24歳くらいの人たちの場合に一番心がざわつく。
単に若者の集まりが苦手なのかと思うと、成人式に遭遇しても特に動揺はしない。

おそらく、新しい環境で自分の立ち位置を確保していく段階にある人たちの、
高揚感と緊張感が伝わってくるからだと思う。
確かに、成人式は新生活ではない。

新しい環境では、期待による高揚感もありつつ、
うまくやっていかなければ、ここで失敗したら大変だという緊張感もあるだろう。
しかも似たような人々の中だと、自分をアピールする必要も出てくる。
そもそもそこに集まってきている時点で大した違いはない同質な集団だから、
よく分からないところで違いを主張することになる。
そこに気持ち悪さ、居心地の悪さを感じるのかもしれない。