生きるためのセミリタイア

当たり前を疑い、40代セミリタイアを目指す

とにかく帰りたい

帰りたい

家が好きだ。
自分一人の空間は、誰にも気を遣う必要がない。

帰りたい。
出勤前に身支度をしていると、家にいるのに帰りたいと頭の中で呟いている。
出勤の電車の中でも、職場のエレベーターホールでも、
今来たところだけどもう帰りたいと思っている。

走って帰りたい。
何の予定もなくても、その日の仕事が終われば急いで帰りたい。
引っかかると長い信号は、手前から走りはじめるくらい帰りたい。

意外と家に帰りたくない人がいるらしい

誰でも早く帰りたいものだと思っていた。
意外とそうでもなかった。
世間の人たちは仕事の後に飲み会に行き、
2時間くらい経って、帰るのかと思ったらさらに場所を移し、二次会をする。
ここの移動にまた時間がかかり、なかなか入れる店がなかったりする。
そのうち終電を逃したりもする。

私は信じられなかった。
帰りたくないのか?
時間を忘れるほど楽しいようには見えなかった。
家庭に問題でもあるのか?
そんなに誰かといたいのか?友達でも恋人でもない相手と?

家に帰って靴やコートを脱いで、
手洗いうがいをして、水分補給して、
お風呂に入ってさっさと寝る。
布団最高。

今日も走って帰りたい。