生きるためのセミリタイア

当たり前を疑い、40代セミリタイアを目指す

降りるという選択、アーリーリタイアとセミリタイア

できれば何もしたくない

仕事に行きたくない。
転職したいというより、そもそも働きたくない。

就活時は、卒業即ニートというわけにはいかないので、就職or dieと思って
働きたいふりをして面接を受けていた。

でもやっぱり自分には向いてないみたいだ。
そもそも人に会いたくない。
できれば何もしたくない。

無気力すぎて病気かと思って、うつ病セルフチェックをやってみるが、
どうやらそこまでではない。
快眠だし食欲もあり、活字も大量に読めている。
休みの日は元気だ。思い立ってフレンチトーストを作ったりしている。
単に働きたくないだけだった。

思い返せば中高生の頃から、ろくに部活をしていなかった。
学校には皆勤賞に近いぐらい通って、勉強はわりと好きだった。
でも放課後はダッシュで帰って、おやつを食べながら母と話し、
新聞を読んで、宿題とかZ会の教材(塾に行くのもめんどくさいから)をやり、夕食を食べテレビを観て、
読書などをしつつ22時くらいには寝ていた。

中学時代など、ほとんど活動のない文科系の部活を途中でやめたくらいだ。
放課後に学校に残るのが嫌いだった。
運動部や、文科系でも吹奏楽部などは朝も晩も休みの日も練習があって、
そこまで毎日できるほど好きで続けられそうな活動は見当たらず、
そんなにやるなら勉強の方がいいと思った。

今の自分は、10代の頃から基本的な部分は変わっていないのだ。
そうだとするとむしろよく踏ん張っている方なのでは?と思えてくる。

就職して以来肩こりに悩まされているが、
上司も部下も不在で自分の周囲に人がいない日は、
根を詰めて仕事をしたのに肩がこらなかった。

常にすぐそばに赤の他人がいるというのが、無意識であっても
そんなにストレスだったのかと気づいた。
せめてパーテーションがあれば。

今いる職場に限定しなくても、
サラリーマン生活をあと30年、いやもっと長くなるかも、
と考えると気が遠くなる。

ここから降りたい。

 

セミリタイアという目標

最近よく目にするようになったアーリーリタイアとかFIREという言葉。
気になって読んでみると、
サラリーマン時代の年収が高すぎたり、遺産相続していたりして、
あまり再現性はないことも多い。

でも、完全リタイアではなくセミリタイアなら、
ほそぼそと働くので資産がそこまで多くなくても可能そう。
私が目指すのはこっちじゃないか?

ステイホーム生活が全く苦にならなかったぶん、向いているのではないか?
「定年後、何もすることがなくてつらい」
「あまり長い連休があってもやることがなくて仕事に行きたくなってくる」
とかいう人がいるが、信じられない。

何もすることがないなら、何もしなくてもいい。
家でぼーっとしているのもそれなりに楽しいと思うのだが…
自分にはセミリタイアの才能があるのかもしれない。

何歳までにいくらためる、ということは年間この金額で、と
そんなことを考えていると結構楽しくて、少し明るい気分になってくる。

セミリタイア、この道しかない。
とか言って一人でニヤニヤしている。